年中半袖で過ごせる!?肩の凝らない家づくり②
しかしこの「湿度」のコントロールはなかなか難しいものです。
冬によくありがちな冬の失敗談としては、
「乾燥が激しくせっせと加湿器を稼働させ、結露で壁紙や窓枠、窓際の床がカビてしまう」があげられると思いますが、それでは結露はなぜ起こるのでしょうか。
結露は、室内と室外の温度差が大きくなった時に発生します。
温かい部屋の空気と温度の低い窓際や底冷えする床下での温度差で結露が発生し、窓の表面だけでなく、床面に結露が生まれます。結露が見えないところで発生してしまうと家の寿命を脅かすことになりますので、結露をさせないというのは家づくりでとても大事なことになります。
・住居内の暖かくなった空気を冷やさないこと
・窓付近の断熱性を上げ室内と室外の温度差を小さくする。
・室内で極端に冷えている場所を作らないこと。
・空気中の水分量をコントロールすること
結露を防ぐ為に気をつけたいこれらは、ペアガラスの導入やサーキュレーターを上下の空気が混ざるように使用したり、加湿、除湿をエアコンの自動機能で24時間行ったりすることで多少解決していきますが、自分でできない室内の温度環境対策として「断熱」に並び大事になるのが「気密」です。
明友では基礎断熱もしっかり行いますので床からの冷えで見えないところが結露するということはありません。
しかしどんなに断熱性を高めても隙間風が多いようでは元も子もありません。なので、気密性を高める必要性があります。
「気密性が高い状態」とは隙間が少ないということですが、住宅の隙間を少なくするのはなかなか大変なことです。
窓や玄関の合わせ目、壁と床のつなぎ目、コンセントカバーと壁の隙間など、見えるところはもちろん、壁裏や床下、天井裏などの見えていないところの隙間も、空気の出入り口となって、気密性を下げる原因になってしまいます。
家づくりの全過程を通してできるだけ隙間を作らず、小さな隙間も見逃さずにきっちりと埋めていく施工が重要です。
明友の家では、家中の小さな隙間を集めてもハガキ程度の隙間に納まるように建築施工をしています。
明友建設は全棟気密測定をしっかり行うのですが、それは精度の高い丁寧な作業に自信があるからです。
隙間をできるだけ作らないようにすることで、外気が侵入してくるのを防ぎ室温を一定に保ちやすく、
なおかつ、外の暑さや寒さの影響を受けにくいようにしっかりと「断熱」を行うことで
温かく湿度コントロールのされた理想の室内環境を目指すことができます。
そして大事になるのが明友の標準仕様である『無垢フローリング』
無垢の木材には繊維の間に呼吸をしています。そのため、空気中に湿気が多ければ吸い、乾燥してくると吐き出します。
つまり広範囲で自動的に湿度コントロールを行ってくれている状態になります。
先にあげた「乾燥が激しくせっせと加湿器を稼働させ、結露で壁紙や窓枠、窓際の床がカビてしまう」というのは無垢の床板であれば起こりにくいということになります。
「SW工法断熱」「気密」「湿度コントロール」が当たり前にできる明友の家づくりで、年中半袖の家づくりを目指しましょう。