パッシブデザイン

太陽の光と自然の風をとりいれて、きもちいい、エコな暮らしをしたい

パッシブデザインとは、エアコンなどの機器だけに頼るのではなく、自然のエネルギーを活用し、快適でエコな住まいを実現しようという設計手法です。

冬は、太陽の光を取り入れることで、暖房をつけていなくても暖かくなります。
夏は、太陽をなるべく部屋に入れないようにすることで、家の中が暑くなることを防ぐことができます。

窓の配置と大きさが大切
窓はむやみにつければ良いというわけではありません。
どこにどんな大きさの窓を配置するかが家の性能を大きく左右します。

建物の配置
敷地のどこに建物を配置するのか。
配置計画で良い家になるかの50%が決まります。

風の通り道を計画する

窓の大きさ、位置によって、風が通るよう設計をします。
風が吹いていなくても、風を流す方法を知っていますか?
温度差による熱の移動を利用すれば風を作ることが可能です。

床に近い場所にある地窓は、高い位置にある窓と組み合わせることで自然な換気を促します。

明るい光をとり入れる

例えば、日当たりの悪い立地でも、吹抜けを作って2階の窓から差し込む光を1階に採り入れることもあります。
周辺の立地を検討しながら、適切に窓の位置を検討します。

>> 施工例 庭家暮(にわかぐら)の家

冬は、太陽を自然のストーブにする

冬は、窓から熱を取得し、暖かさを長時間保ちます。
南側の窓4つ分で、熱量は約5000wになります。
これは、ストーブ1台を1000wとすると、ストーブ5台分に相当します。

光熱費の削減にもつながりますね。

夏は、日射遮蔽計画が大切

夏の日射遮蔽計画を設計にとりいれないと、「暑い家」が完成してしまいます。
強い日差しを遮るために、適切な日射遮蔽計画が必要です。
庇をつけ、ブラインド、すだれを有効活用します。

季節や時間による太陽の高さや方位の違いによる日射量を考えます。