なぜ高断熱住宅を建てるの?【家づくりコラム】
ある家族の何気ない一日の始まりの話です。
男の子は冬の朝、寒くて布団から出るのが嫌でした。
なんとかして布団から出たとしても、寒いリビングで毛布に包まり、ぼーっとして時間が過ぎていきます。
そこでお母さんとお父さんにこう言います。
「朝起きてリビングが寒いのが嫌だから、僕が起きる前にエアコンをつけてリビングを暖めておいてね」と。
優しいお父さんとお母さんは息子のために、朝早く起きて、部屋を暖めてくれるのです。
そんな優しいお父さんやお母さんが早起きをして、寒いリビングを暖めなくてもいいように、明友建設は断熱性能が高い住宅を建てています。
日本の家は寒い。
先進国のどこの国よりも寒い家を建てるのが日本です。
この事実を知っている日本人はあまり多くないでしょう。
日本よりもはるかに寒い国に住んでいる人が「日本の家はなんて寒いんだ!」と思わず言ってしまうような住環境しかないのが現実なのです。
他の国には規制があり、住環境が法律によって守られているのに対し、日本はそうではありません。
《住宅内の温度差によるヒートショック》
住宅内の温度差(特に脱衣所と浴室内)による入浴中の事故は、寒さが厳しくなるにつれ増加します。高齢の方の入浴中の死亡者数は、交通事故による死亡者数よりも多いのです。注1
注1)消費者庁
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_042/assets/consumer_safety_cms204_20201119_02.pdf
(2021年11月28日)
《温度差による不快感》
夏、トイレに長くいても汗ばむことが無くなります。
《窓の表面結露とカビ》
冬の朝は窓の結露を拭くことからスタートする。そんな生活から脱却できます。
結露で濡れた窓を拭く作業から解放され、カビが生える心配をすることもありません。
《壁内の結露》
目には見えない壁の中の結露。家の寿命を短くしてしまう最大の原因が水です。
結露や雨漏りは家を着実に蝕んでいきます。
明友建設は、一年中快適に過ごせる住まいをご提供いたします
「基礎・床・壁・屋根・天井・開口部から逃げる熱を抑えることで、冬暖めた室内の温度を外に逃がさない」、また「夏は外の熱気を室内に入れない」ことで快適な空間をつくることができます。
熱の逃げやすさを表す指標として、UA値(外皮平均熱貫流率)というものがあり、「ゆーえーち」と読みます。
弊社では、UA値0.46を基準として設計します。
このUA値0.46という基準は、日本の法律に沿ってつくられた住宅から算出したUA値よりもはるかに低い数字です。
UA値が低ければ低いほど、断熱性能が優れているということになります。
多くの冷暖房エネルギーを必要とする断熱性能が低い家で暮らすよりも、少しの冷暖房エネルギーで快適に過ごせる断熱性能が高い家で暮らす方が良いと思いませんか。
断熱性能が高い家は、朝起きたときの室温が全く違います。
先進国では、これが最低基準です。
日本も、そう遠くない未来にそうなると予測できます。
また、断熱性能が高い家に住むことは、住宅から排出される二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減にもつながります。
地球環境に配慮した家に住むことは、私たちのこれからにとって大切なことなのではないでしょうか。
断熱性能を高くすることで、夏涼しく冬暖かい、一年中快適に過ごせる住まいをご提供いたします。