なぜ家の性能にこだわるのか【家づくりコラム】

省エネ先進国ドイツ

2010年、弊社会長の池田が、省エネ先進国であるドイツに行く機会がありました。
そこで見学した建物は、日本の建物とは全く違うと感じ、圧倒されました。

それまで、弊社は他社よりも良い家を建てているという自信がありましたが、それがいかにレベルの低いことだったのかを感じ、大変なショックを受けました。

その大きな違いは、室内の温度管理が徹底されていたことです。暖房や空調だけの問題ではなく、建物自体の性能が全く違っていたのです。

ドイツに限らず先進国では、寒い部屋に人が居てはいけないのです。
厳しい室温環境の中で生活することで、人命が失われてしまうことさえあります。
そこには建築を通して人の命を守るための法律や規制がありました。
これは守られるべき人権であり、決して贅沢なことではないと学びました。

他国の建物に目を向けてみると、先進国の中でも日本の建物のレベルが極めて低いことがわかりました。

また、温度環境と人の健康を結びつけるためには、ただ断熱材をよくしただけでは意味がないと学び、これらを弊社の家づくりに活かしています。