柱は乾燥が大事!
構造見学会で見ていただくポイントはたくさんあるのですが、そのひとつに、柱があります。
問題です。
柱は、水分が多い方がいいのか、少ない方がいいのか?さてどちらでしょう?
下の写真は4寸角の高さ30cmの柱です
※ 明友建設では、実際の新築では、杉ではなく檜を使用していますが実験用に杉の柱で比較しています。
乾燥後の柱は1.55kgを示しています
乾燥前は、、、、重すぎて針が一回転してしまったので、図り台を使って再計測。
すると、2.25kg+2.25kgで4.5kgもありました!
実際に持ってみるとわかるのですが、乾燥前の無垢柱は、重くてびっくりします!
※ 構造見学会や、石神井台所にて持って比較できます
乾燥後と比較すると、乾燥後と比較すると、3倍重い、2.95kgの差です。
水分が2.95kg含まれているということ。
しかもこの小さいサイズの柱でです。
一見、重い木の方が強いと思いがちですが、水分を多く含んでいる木が乾燥していくと、
ねじれたり、床鳴りがしたり、建具の建て付けが悪くなったりといいことは何もありません。
柱に含まれている500mlのペットボトル6本分にも相当する水は乾燥したらどこに行くのでしょう?
もしこの木で家をつくったら、壁の中で結露したりカビが生えたりします。
それが進むと、木そのものが腐敗菌により腐ってしまいます。
リフォームなどで解体すると、本当にこうなってしまっているお家をよく目にします。
木は不思議なもので、含水率15%以下になると強度は2.5倍になります
大概の材料は年月が経つにつれて強度が落ちていきますが、木は年月とともに強度が増すというのですから不思議ですね。
明友建設の標準仕様である檜の無垢の柱は、乾燥にもこだわります。
→詳しくはこのページ
構造見学会で、実物をご覧いただけます。
この機会に、ぜひご覧ください。